スティーブ・ジョブズ研究所

スティーブ・ジョブズの人生から、成功のエッセンスを研究し抽出、突出したビジネスマンになるヒントを探る

ジョブズは犯罪者?からマーケティングを学ぶ



ジョブズって犯罪者だったのか?



いやぁ、実は捕まった訳じゃないけど、
半分くらいyesと言わざるを得ないね…。


まぁ、とは言えもうとっくに時効な話しだし、いたずらの延長だしよしとしましょう。



そんなことより、
今日はビジネスでの利益を出す為に必要な
ヒト、モノ、カネ、といったマーケティングの部分を
ジョブズ 先生は学生時代のイタズラから学んでいた!
ということについて言及していこうと思う。







で、どんなイタズラして犯罪に触れてたかって言うと、
これも有名な話だから知っている人も多いと思うが、


学生時代ブルーボックスというタダで世界中に電話をかけられるという機械をAppleのもう1人の創業メンバーでもあり、
テクノロジーの天才でもあったウォズと作った事。


これ自体はすごい技術だし、素人が本当にそんなものを作って、実際に電話がかけられたんだから
単純にこれはすごい事でしょう。
まぁここまでならたとえ日本でも大した事ないと思うけど、
ジョブズのアイデアで、これを売りまくって商売にしていたこと。

大学の寮で1部屋づつノックして、
このブルーボックスという機械を興味を持った学生に売りまくっていたんですね。
イヤイヤ、売っちゃまずいでしょ?普通…。

でもやっちゃうのがジョブズ先生なんだよなぁ




しかもその手法をジョブズ本で見たけど、本当にジョブズって超スーパー営業マンだわ。

僕も訪問販売を長い期間やってたからわかるけど、お客の興味付けの手法がマジで秀逸。
素敵すぎるわ。 


ターゲットである大学生の部屋をノックして、
相手の反応を見て興味がありそうな雰囲気になったら、ガチで売り込み
興味を持ってもらえなければ、即引いてクローズする。 


そのやりとりがジョブズ本に載ってたので 
具体的に紹介する。 


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ティージョブズの王国 

大学の寮でノックする。 
相手が出てきたら、あたりを軽快するようなふりをして、 
『ジョージはここにいるかい?』と尋ねる。 
すると大抵は『ジョージだって?』と、びっくりして返す。 
そこで『ああ、ジョージだ。あのブルーボックス男の子さ。ブルーボックスを使ってタダで長距離電話をかける男だよ』と言って、客になるかもしれない相手の表情を読み取る。 

相手が当惑したようすを見せたら、部屋を間違えたと謝り 
廊下を先に進む。 
こちらの策略に乗って相手が好奇心を示したら、脈拍があるとみなして 
、ブルーボックスのデモンストレーション会へ誘うのだった。 
 


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イヤイヤ、こりゃ完全に戦略的な訪問販売だな。

さすがジョブズ先生!やるな(^.^)


ちなみにこれ1台作るコストを当初80ドルだったが、ウォズの技術で40ドルまで絞り込むことに成功。
結果的に150ドルで販売して稼いだんだから凄いよ。

ちなみに100台くらいは売ったらしい… 

これをジョブズとウォズで折半したらしいけど、
なかなか悪くない商売だよな。




でも最後にはピストルを突きつけられるような目に遭ってやめたようだけど、そんな違法端末を100台とか売ってしまうのって
もう犯罪として捕まるレベルでしょ?



これに関わった人間で実際に捕まった奴もいるし、そいつ経由で芋づる式にジョブズもマークされてたようだけど、
結局捕まらず、いいタイミングで足を洗ったみたいね。




まぁ、アメリカって国はこういうのをイタズラと捉え笑いに変える文化があるのかわかりませんが
なんというか寛容なんですかね?

とにかくジョブズもウォズも捕まらずに、いいおこずかい稼ぎが出来たってことで最終的に運がよかったねってお話し。

めでたしめでたし。






って事じゃなくて、


今日の話で注目するのは、
ジョブズの危ないイタズラ武勇伝ではなく、
この時にAppleの元になる要素が出来たこと。

『ブルーボックスがなければAppleもなかったと思う。それは間違いない。この経験からウォズも僕も協力することを学んだし、技術的な問題を解決し、製品化できるという自信を得たんだ』

ウォズ
『あれを売ったのはまずかったと思うけど、でも、僕のエンジニアリング力と彼のビジョンで何ができるのか、それがなんとなくわかったのは大きかった』

 

つまりウォズが製品を作って、ジョブズが売るっていうAppleマーケティングが誕生したってこと。




自分達で商売が出来るんじゃないか?
この時に二人とも思ったそうだが、
変な話これが Apple創業の起点になった出来事なのは間違いない話。

 ※ちなみにこのデバイス カリフォルニアのコンピューター歴史博物館に展示されているとのこと
おいおい、イタズラで作ったものが博物館に展示されとんのかい!!
実物見てみたいわ!!!


 
ジョブズ&ウォズのそれぞれの才能を発揮して成功に向かう名コンビぶり、
もう何つーか、やっぱ普通じゃないんだよなぁ。。



イタズラをきっかけにAppleが生まれたってこと?
もう漫画とかドラマのストーリーだよ。


うーん、やっぱジョブズは面白いわぁ。
知れば知るほど興味深いし魅力的な人間。

ちなみに経営者としても、もうヤバイ。
型破りすぎるし、その辺のジョブズの激しいマネジメントは別の機会に執筆しよう。
※長くなりそうだからね



脱線してしまったが、そろそろ話をまとめよう。

今日はジョブズとウォズの伝説のイタズラからAppleが生まれたと言っても過言ではないという事実。
これはもうAppleの記念すべき幻の初代製品と言っても過言でではないブルーボックスの話しでした。



そして、ここから我々は何を学べるか?

ジョブズの大学でのブルーボックスの売り方も興味深いが、
ウォズとの役割分担(ジョブズ 販売、ウォズ製品開発)して仕事を押し進めていくというビジネスセンス!


これは出来るマネージャー職なら絶対に理解しておくべき必要な事で、
費用対効果を最大限に発揮し、最高の結果を出すということにフォーカスする
そのためにチームとしてそれぞれの得意分野を見きわめて仕事を割振り、
それぞれのビジネスパーソンが最高なレベルでこなす!

そうすることで、計算された最大の結果が生まれていくという事になる。



学生時代、ジョブズ とウォズはビジネスのやり方をイタズラから学んでいた。
我々だって決して遅くは無い。
さっさと気付いて自分に取込めばいいだけの話だ。

さぁ
今日からでも、この役割り分担、マーケティング手法、ヒトモノカネの流れ
仕事の本質をガッチリ掴んで自らのビジネスセンスを磨いていこう